ふしぎな はこ(評論社)
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図書館の棚に、手あかでいっぱい汚れて、 黄色い表紙のこのえほんはまだありました。 ブタなのに、やせてるなんて、案の定いじめられ…。 「なんで太りたいの? このブタさん」 質問に答えぬまま、20年近く経過しました。 あの頃の答えは、見つけたのでしょうか? 自分は自分と割り切る必要が、どうして求められるのか? これからもまた、読み継がれるのでしょう。 こころの芯まで、やせてはいないのに…。 ひとはおせっかいかな、ちょっとばかり。 ごめんなさい。
投稿日:2015/08/08
モノトーンで一切色の付いていないのに力強い線、それに現代にも共感を得ることのできるストーリ。思わず唸ってしまいました。やせたぶたがなんとか太りたくて何か良い考えはないかと猿の博士のところへ行き、その答えがなんと自転車のタイヤの空気ポンプで体をふくらませるというもの。なんてシュールなのでしょう。先ず、ここで子供の心をぐっと掴みます。その後もくじゃくのエミコとのやりとりのおかしさ。強風で飛ばされて行き、海に落ちることころにもちゃんと落ちがありさすが木島始だなとおもいました。で最後の言葉が最高。この物語は1970年福音館書店で先ず刊行されたものでした。その後リブロポートで復刊されたようです。それを考えたら何と40年以上前の作品なんですね。絶版はもったいないです。
投稿日:2013/03/01
木島 始さんのお話し 本多克己さんの絵がなかなか味があるのです やせたぶたのフータローは みんなから やせっぽちと言われて いじめられて居ました おなかいっぱい食べるのに・・・ふとれないんです 悩んだ末 サルの博士に相談にいき なんと 空気を入れてもらってふとるとは おもしろい ふうせんみたいだな〜 でも おかげで いじめられずにすんだのです エミコというきじとの出会い ここからは、空の旅とござい〜 富士山よりも高く飛んで エミコとの空の旅から 海におちるところはなかなかおもしろいのです 風船みたいに軽かったから海にはまっても命拾いしたなんて そして オチが なんとも すばらしい! 自分は 自分だと気づかせるなんて なんて明快な答えをだしてくれたんでしょう 今の世の中には 人と同じようでないとはじかれて いじめられたりするところがあったり 悩んでいる人がいて、なかなか自がもてない人が多いのですが・・・ フータローのように さるはかせの知恵をヒントで いろいろな体験をして、世界を見てきたのですね。 だからこそ、こういう答えが出せるんですね すごい! なかなか 良い絵本があるな〜と思いました 1991年の発行の本で二人の共同制作の絵本 是非読んでみてください!
投稿日:2012/12/14
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