過疎地に住むあきらは学校からの帰り道で石におしっこをします
なにしろ40分もかかるんです
それを見た金四郎さんのおばあさんが あきらに 石の話をするのです
昔 お竹さんは 貧しい暮らしでした 田んぼがほしくて 長者さんから 沼全部に 苗を一日で植えたら やると言われ お竹さんは 赤ん坊を背負って苗を植えるのです
休まず一生懸命 日が暮れる頃やっと苗が植えられましたが・・・・あまり頑張りすぎて・・・ 我が子が 背中から落ちて 沼の中で死んでいたのです
あまりの悲しさに お竹さんは赤ん坊を抱いて そのまま石になってしまったんだそうです(あきらは 人が石になるの?っておもっていましたが・・・)
私は 悲しいお話に涙しました
あきらのはなしは、おかあさんに おやつもらって もっとほしくて ごねて 「ヤギになりたい」と 言い出す話なのですが・・・・
ヤギの小屋で メェーと泣いてみたり 子どもらしい子なんです
でもおばあさんからいろんな話を聞いて」思いました
「石にもならず あきらで いられることは、ありがたいことなんだ」
おばあさんも 「長いこと生きていたら 悲しいことや 悔しいことが たくさんあった」と話してくれるのです
現代の子どもたちは 豊かな食生活でいる子が多いのですが・・・
おばあさんのように今の子どもにいろんな事を話してやる大人の存在が大切だと思いました
あきらも いろんな事を学んで 大きくなっていくのだと思います
子どもたちに読んで欲しい本です