小さなころに読んだセロ弾きのゴーシュ、大人になって再度読んだのがこの本です。小学校の頃は「なんだかよくわからない話だけど、動物がたくさん訪ねてきてゴーシュが怒っているなあ、でも演奏会が上手くいってよかったなあ」と思って居ましたが、大人になった今、なんだかたまに自分もゴーシュのようだなと思う時があります。自分の仕事をうまく進めることばかり考えて、周りの人に関心を寄せたり、聴く耳を持たなかったり、、、でもそういう時って結局うまくいかない。後半のゴーシュのように、他者に目を向けたり、気づかえる状態の時の方が、うまくことが運んだりする。行き詰った時に読みたいなと思いました。
絵もとてもキュートで、とくにタヌキの絵は本当にかわいかったです。