新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

まよなかのたんじょうかい」 その他の方の声

まよなかのたんじょうかい 作:西本 鶏介
絵:渡辺 有一
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2013年12月10日
ISBN:9784790252689
評価スコア 4.24
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  • 身近に感じるからこそ

    ファンタジーではなく、「生活童話」というのですね。

    身近に感じます。
    お母さんもおばあちゃんもさきちゃんも。

    それだからこそ、おかあさんが道に倒れている人を自分のタクシーの乗せて病院に運ぶことに違和感を感じます。

    「おかあさんは まちの あちこちを はしりまわりました。
    でも おいしゃさんの いえも びょういんも みつかりません。
    はやくしないと おとこのひとは しんでしまうかもしれません。・・・・」

    救急車をお願いしましょう!

    少しでも早く治療を受けられるようにするためには、救急の専門家に連絡をし 救急車到着までの処置を仰ぐとよかったのではないでしょうか?『子どもだからといって甘えてばかりではいられません。家族のひとりとして役に立つ存在であることを自覚させたいものです。・・・・』と著者の添え書きにありました。それならば、なおのこと おとなとして どうすればいいかということを 子どもにしてみせたいものです。
    低学年の子どもが自分一人でこの本を読む・・・・・のですか?

    投稿日:2015/05/20

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  • 母子家庭で お母さんは さきちゃんを育てるために タクシーの運転手をしています
    おばあちゃんもさきちゃんをかわいがってくれ さきちゃんは幸せです
    今日は さきちゃんの6歳のおたんじょうびです 
    三人で祝おうとお母さんの帰りを待つさきちゃんたち

    そんな時 タクシーで家に急ぐお母さんは 道に倒れている男の人を見つけ ほっておけなくて・・・
    優しいお母さんは その人を病院へ連れていくことに 本当に懸命なお母さんの姿に 頭が下がります
    なかなかできないことです

    もちろんさきちゃんの誕生日のことを一番に考えていたのですよ
    家に帰れたのは 真夜中 さきちゃんは服着たまま寝てしまいました お母さんが帰って来ると ないて お母さんにとびつきました
    さきちゃんもがまんしてたのです

    夜中の12時に さきちゃんの誕生日を祝うことができて良かった 「おたんじょうび おめでとう さきちゃん!」
    涙が出ます

    このお話は現実を舞台にした生活童話と作者が書かれていましたが 子供を育て働くお母さんの姿は 皆さんの周りにもたくさんおられると思います

    このお母さんの優しさはさきちゃんが大きく成長する中で引き継がれるのではないでしょうか

    きっとさきちゃんも お母さんのように優しい大人になってくれるでしょう  私はそう思いながら 涙しながら読みました
     


    投稿日:2024/05/24

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  • 考えさせられました

    父親が早くに亡くなって、おばあちゃんと同居の母子家庭が舞台です。
    おばあちゃんは、お父さんの母親でしょうか、お母さんの母親でしょうか。
    お母さんはタクシーの運転手をして生活を支えています。
    そんな背景を考えながら、物語は読む側に問いかけてきます。
    自分の誕生祝いを楽しみにしている娘が待っています。
    夜になって、会社に戻ろうとしていた時に、道ばたに倒れている人を見かけました。
    見て見ぬふりもできたかも知れません。
    でも、お母さんはそんなことはできなかったのです。
    倒れていた人を乗せて、お母さんは病院を探し回ります。
    途中で投げだすことはできません。
    こうして帰宅は深夜になってしまいました。
    それでも子どもは、お母さんの帰りを待っていたのです。
    真夜中になったお誕生会を想像して、とても切ない思いになりました。
    どうして遅くなったのかを、ちゃんと伝えたから良かったのでしょうね。
    お母さんの話をちゃんと聞けたから良かったのでしょうね。
    きっとわだかまりを残さずに済んだのでしょう。
    おばあちゃんの存在も大きかったように思います。
    本当の話のように入り込んでしまいました。
    自分が母親の位置にいたなら、どのような行動ができたでしょう。
    考えさせられました。

    投稿日:2024/05/13

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