「パパ、お月さま とって!」こんな娘の願いを叶えてしまうパパ。なんて素敵なんでしょう。誰もが一度は、お月さまを触ってみたいと思ったに違いありません。そんな願いをかなえてくれる人がいたら。それが大好きなパパだったら。
ながーいはしごや大きなお月さまが絵本を飛び出して描かれ、見るものを圧倒させます。
こんなにながいはしごだったら、本当にお月さまに届くかもしれない。
こんなに大きなお月さまだったら、やっぱり触ってみたい。
子どもはそう思うに違いありません。
1歳の娘も、ストーリーはわからなくとも、ページをはみ出ていっぱいに描かれたお月さまを「わっ」と開いてみせると、とても驚いた表情を見せます。ながいはしごをよじ登っている、小さなパパの絵を指でなぞりながら娘は、この絵本を楽しんでいます。パパってお月さまから比べるとほんとにちっぽけな存在なのかもしれない。でも娘を想う愛情は、お月さまを持って帰れるくらいに大きな愛情なんですね。この想いを、娘がいつか理解してくれる日がくるかなぁと今から、楽しみにしています。