「おやすみなさい おつきさま」から2年後に作られた続編です。このシリーズの中では、一番色使いが華やかのようです。またモノクロのページが、色彩をより引き立ててくれます。これは、このぼくの夢なのでしょうか。あいまいなところがまた想像力を膨らませませるのです。
「ぼくの○○」「ママの○○」「パパの○○」
これって娘ぐらいの時期の子どもにあるよくある発言ですよね。娘は、この主人公のうさぎに、自分を重ね合わせているのかもしれません。
「おやすみなさい おつきさま」と同じ絵の額(「ぼくにげちゃうよ」の挿絵」)が飾られていたり、「おやすみなさい おつきさま」では決して見ることができなかった、他の部屋や家の外を垣間見たり。また続編としての、そういった楽しみ方もできる絵本です。