最初のこの「あしたはたのしいクリスマス。いいこにはサンタさんがくるよ。でもね、わるいこには?」という言葉は、ママがぼくに言った言葉なんでしょうか?ぼくがベッドの中で思い悩むシーンがなんともかわいらしいです。
そこによるくま登場。よるくまのためにサンタさんになってあげるぼく。プレゼントのひこうきで夜空に飛び出すシーンは、なんとファンタジックなのでしょう。よるくまがぼくからプレゼントされた小さなおうちのオーナメントで待っているのは、よるくまのお母さん。
「よるくまはいいな。まだちいさいからいっぱいだっこしてもらえていいなあ」
ぼくがよるくまの小さなおうちをのぞきこみながら言うこのセリフ。ジーンときますね。ラストのクリスマスプレゼントをベッドにそっと差し出す手には、賛否両論あるようですが、私はこういうのもいいんじゃないかなぁと思います。「緑の服のサンタさんもいるのよ」って、ごまかしはできないかなぁ。