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おおきなかしの木ふつうだと思う みんなの声

おおきなかしの木 作:エリザベス・ローズ
絵:ジェラルド・ローズ
訳:ふしみみさを
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年10月
ISBN:9784001108897
評価スコア 4.3
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みんなの声 総数 9
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  • スケールの大きい話でした

    私は何故か木(樹)の絵本が好きなので、この本も図書館で見つけて借りて帰ってきました。
    古人の言葉、“大海の水も一滴から”とか“森羅万象、諸行無常”とかそんな言葉を感じ
    させられる本でした。

    リスが落とした1粒のどんぐりが芽を出して、何年・何十年・何百年もの歳月をかけて成長
    していく。その傍らで、色々な生きものの営みがあり、段々と人間にスポットがあてられ、
    人間の繁栄や愚行をじっとみつめてきた“かし”。 その“かし”も最後には、落雷で燃え
    枯れてしまう...
    でも、また、“始まり”が始まるかのように、どんぐりをくわえたリスが登場したところで
    終わるこの話に、ただただ悠久の時の流れを感じるばかりでした。

    次の何年・何十年・何百年の間にも人間は愚行と繁栄を繰り返してしまうのかな...

    ページいっぱいに濃い色で描かれた絵がとても印象的な絵本でした。息子もその不思議な
    魅力を感じたようでした。

    投稿日:2011/12/01

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