きつねのフォックスは、友達と自転車レースをするつもりでしたが、お母さんに買い物を頼まれたので、レースができなくなりました。
仕方なく買いものに行くと…。
子どもらしい発想というか冒険心が描かれた絵本です。
子どもならではのいたずら心やプライドなどが随所に出てきます。
アーノルド・ローベルの「ふたりはともだち」のような装丁で、絵と文のバランスがちょうどよく、小学校低学年くらいの子ども向けかなと思われますが…、
内容が少しひねってあって、子どものまっすぐなところ(純真さ)があまり出てこないのが、ちょっと気になりました。
表題のお話の他、短いお話が2つ入っています。
小2の子どもに読み聞かせましたが、いずれも、結末で一言補足しないと子どもには理解できませんでした…。
絵はほのぼのとしてかわいいです。