スウェーデンで生まれ育つ子供たちに、できるだけ自然な日本語を教えていきたいと日々考えています。だけど、親の私自身が話す(書く)日本語が常に正しいとは限らないし、子供に満足に説明してやれないことも沢山あります。こんな時、子供と一緒に学んでいくのにこういった本は非常に役立ちます。
ものの数え方(数詞)って、ときどきわからなくなることってありますよね。ミカンは「1顆」半紙2000枚で「1締め」鳥居は「1基」などなど、私も知らなかったことが勉強できて役立ちました。なぜ、そういう数え方になったのか、由来ものっていてためになります。漢字にもすべてルビがふってあり、挿絵もふんだんですが空白も多く、子供にもパッと見てわかりやすくなっています。
しかしその分、情報量のわりに分厚くて重いのがちょっと難点かなぁと思いました。おそらく、紙を破ってしまいそうなほど小さい子は読まないので、こんなに厚い紙を使う必要はないと思ったからです。お値段のわりに手元に置いておきたい!と思わせられるほどの本ではなかったので、☆3つとします。