大人と子どもと、感じ方がかなり違う本かもしれませんね。
幼い子どもが、今まで母親にやってもらっていたいろんなことが、1人でやってみたら“ちょっとだけ”できたよ。なっちゃんは、赤ちゃんがやってきてお姉さんになったことがきっかけで、何でも1人で頑張ってやってみて、大きい女の子って意味でのお姉さんにもなっていくんですが、いくら頑張っても、眠い時は甘えがでちゃうものです。
なっちゃんの物語として読んだら、素直に感動できるのですが、我が家の実情と照らしあわせると、ちょっと落ち込んでしまうのです。
うちは上の子が、赤ちゃん時代から甘えが強烈で母親べったりの子でした。
「二人目ができると、とにかく上の子をしっかり構ってやりなさい」、とはよく聞くことですが、下が生まれてからも、上の子の甘えは強烈で、言われるまでもなく、上をしっかり構わざるをえず、下の子には、ちょっとだけどころか相当に我慢させてきて申し訳なく思っています。(上の子が赤ちゃんの時はあれほどまでに構ってきたのに、下の子はほったらかしが多く自己嫌悪)
上の子も、下ができたことで我慢はいっぱいしてるでしょうが、上の子の気持ちに答えてやることに、相当に頑張っているつもりなので、この本は、ちょっと落ち込んでしまいます。
二人目妊娠中に読むなら、上の子ってこんな気持ちだよって分かっていいとは思うのですが。
でも、他の方の感想を読むと、こんな風に感じているのは私だけみたいで、私って親としての資質に欠けるのか、人間的にひねくれてるのか、またまた落ち込むな…
娘(上の子)は、この本は、自分と同じくらいの年頃の子どもがいろいろ自分でやってみている所に興味があるみたいで、お気に入りのようです。「自分はこぼさずに牛乳つげるよ〜」なんて言っています。
最後の、なっちゃんが赤ちゃんにお花をあげている絵が好きみたい。ママとお買い物に行く途中に咲いていた花ですよね?。娘も弟に、道ばたのお花を持って帰ってきたことがあるんです。私もこの絵がいちばん好きです。