「＜よりみちパン！セ＞増補 前略、離婚を決めました」 ふつうだと思う みんなの声

児童、ヤングアダルトを読者設定した、『よりみちパン！セ』の一冊として手にしたこの本は、大人としてもハードな内容でした。
まず、著者が発達障害当事者である事が、この著作からは受け取れませんでした。
それは、パートナーの破滅的な病気が前面に出てきて、それが離婚のきっかけだったからでしょうか。
このような両親を持った子どもたちの心はどうなのだろうか、暗い気持ちにもなりました。
子どもたちの視点から見たら、この本は衝撃でしょうね。
なんだか、未消化です。

離婚したお母さんの気持ちを子供たちに向けて書いた本。
幼い時から「人とつながれない」と悩み苦しむ著者。辛さが伝わってきました。
離婚に至った夫とは結婚前から危険な信号を正直感じました。
アスペルガー症候群の人の考え方が少しわかった気もします。もちろんいろいろな人がいるのは承知ですが。
どうしても元夫が一方的に悪い感が強いですが、彼は彼で救いを求めているのだとも思います。