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もしこの女性と同じ境遇になったとき、 私だったら何を持っていくかな?と 考えてしまいました。 シャベルって、こんなに役に立つんですね。 でも、こんなふうに シャベルを使って、 自分の力で生きていくのは たくましいですね。
投稿日:2020/10/03
ブライディさんが新天地に渡航する際に道連れにしたのが一本のシャベル。かなり異様に思える、シャベルへの愛着は何故だったのでしょう。きっと理由があるのでしょう。ともかくもブライディさんの一生に寄り添ったシャベルは、友であり、力であり、守り神でした。 火事で柄が焼けてしまったシャベルを、修復するところなどは鬼気迫るものがあるのですが、ブライディさんは飄々と人生を生きていきます。 シャベルで何かを成し遂げた訳でもなく、物を大切にするとご利益があるという話でもなく、淡々としているところが、かえって印象的でした。
投稿日:2020/07/25
1800年代半ば、ブライディさんは、チャイムのなる時計でも、陶器の人形でもなく、一本のシャベルを持ってヨーロッパからアメリカへ渡りました。なぜ、シャベルなのだろう?なぜ、一人アメリカに旅立ったのだろう?そう思って読み進みました。 一人の女性の一生をシャベルという道具を介して物語が進んでいきます。途中から、イギリスの片田舎の美しいファーム(農場)を思い起こさせます。 まだ、近代化の進んでいない古きよき時代のお話です。 8才の息子は、はじめ絵が苦手だったようですが、徐々にそのようなことも忘れ、最後には「シャベルってこんなに使えるんだね、だから選んだんだね。」と言っていました。大きくなってから、もう一度読んであげたいです。
投稿日:2007/04/03
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