「キュッパのおんがくかい」 なかなかよいと思う みんなの声

まるたのおとこのこ、キュッパと、なかよしのもみのきの
ググランは、まちのおんがくたいに入ることになりましたが
うまいこといかず、やめることになってしまいました。
ごまかしていたら、ちっとも上手になんかなれませんよね。
そうしてごまかすのはいつかはばれてしまうもんです。
だけど、やめてよかったのじゃないかな？って思いました。
もっと自由に楽しくやっていいんだって思うもの。
身の回りにあるもの、なんだって楽器になるのだもの。
おんがくたいにいた時に名前も呼んでもらえなかったググランが
かわいそうでもありかわいいなとも思ってしまいました。
「おい、モミ！」ってあんまりだよね。

前作の『キュッパのはくぶつかん』がとても面白かったので、新作も期待して読みました。
今回も、細かくぎっしりと描かれた絵が楽しくて見ているだけでワクワクしてきました。
楽器を片手に、悪戦苦闘しながらも一生懸命練習しているキュッパの姿がかわいかったです。楽器まで手づくりして、音楽を思う存分楽しんでいる様子を見て、なんだかうらやましくなってきました。
自分も身近なものを使って、音を出したくなる絵本でした。

ノルウェーの作家による作品。
なんと主人公は丸太の男の子。
家族や友だちも丸太やモミの木。
この発想がとても新鮮でした。
ある日、音楽に興味のありそうなキュッパの姿を見て、
おばあちゃんが、音楽隊を紹介してくれるのですね。
でも、意外に楽器は難しかったようで。
音楽の世界の現実も垣間見えます。
キュッパも試行錯誤の末、いろいろなことを学んだようです。
最後には、音楽の本質も考えさせられます。
細かく描かれた絵は、情報量満載です。
小学生くらいから、じっくり楽しんでほしいです。

細かく書き込まれた絵本です。
切り株の「キュッパ」が主人公の不思議なお話。
お友達はもみの木の「ググラン」です。
作者がノルウェーの方で、どことなしに絵本からもお洒落な雰囲気が漂ってます。

テレビで音楽隊の行進を見たキュッパ達は、おばあちゃんのツテで町の音楽隊に入れてもらいます。
おばあちゃんは、実は、伝説のもっきんチャンピオンだったのです。
キュッパはトランペットにチャレンジしますが、ちんぷんかんぷんです。
そのうち、吹き真似だけは上手にできるようになり...

子どもは前作「キュッパのはくぶつかん」の方が好きでした。