今や人気銅版画家で有名な山本容子さん・・
こんな絵本を作っていたんですね。
実家から貰ってきた自分の子供のころの絵本のなかにこの一冊があり、
ちょっとびっくりしました。
でもやはりおしゃれな作者のセンスが溢れた作風です。
お父さん、お母さん、ぼく、の日曜日のようす。
朝ごはんを食べて、お弁当握って水筒持って、いざ出発!
バスにのって、公園で写真を撮ったりお弁当食べたり。
帰りはケーキを買って、おうちで食べました・・。
なんでもない一日の幸せ。
家族で過ごす幸せ。
それが爽やかなテイストで彩られています。
レトロな赤いアラジンの水筒。カーテンの柄。
美味しそうなショートケーキに花柄のティーカップ。
細かいところまで心が配られていて、楽しいです。
4歳の息子と、「お父さんの作ってるおにぎり、めっちゃ大きいね!」とか
「このお弁当箱はこの子のだね、きっと」
なんて云いながら読みました。
さいごのほうの言葉「みんなお父さんとお母さんとぼくみたい」は
「普遍的な家族」ということを意味しているのかなぁ・・なんて思いました。