だいすきなパパへなかなかよいと思う みんなの声

だいすきなパパへ 作:ジェシカ・バグリー
訳:なかがわ ちひろ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2015年07月
ISBN:9784751528068
評価スコア 4.7
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みんなの声 総数 63
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  • 想いはとどいたよ

    8月だったからでしょう
    パパは戦地に赴いて帰ってこない。
    お母さんのもとには戦死の通知が届いたのかもしれない。
    それともおかあさんにも安否がわからず気がかりなのかもしれない。
    …そんな情景が浮かびました。

    逢えないパパに何艘も何艘もふねを浮かべるバークリー。
    実は、おかあさんもまた
    バークリーのふねに想いをのせていたのではないでしょうか。

    戻ってきていたふねを見つけたバークリーは
    なぜ? どういうこと?
    きっと戸惑い、やり場のない気持ちになったはず。
    それをこらえ、乗り越え、意味を悟ったバークリーが
    思いやりあふれる手紙をふねにのせ
    お母さんに届けるラストは、心をゆさぶります。

    ふねは、うちかえす波とともに戻ってきてしまったけれど
    のせた想いは
    確かにパパに届いたのだと信じたい。

    世界中の、ひとりで頑張るおかあさんに贈りたい絵本です。
    そして
    ベストレビューのyukapikaさんのふたりのお嬢さんが
    健やかに成長されますようにと願ってやみません。

    投稿日:2015/08/29

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  • 心の中にいます

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子18歳、女の子13歳

    「パパに会いたくなった。でも、もう会えない。」舞台は海辺。
    東日本大震災から4年半。この夏、被災地を訪れた知人の話を聞き、津波の犠牲になった親戚のことをあらためて思い出していました。
    バークリーのパパがいない理由はわかりませんが、間違いなくずっと二人の心の中にはいます。そして、バークリーにはママが、ママにはバークリーがいるということを、お互い「一緒にいてくれてありがとう。」と感謝しているところが、素敵な親子だなと思いました。

    投稿日:2015/08/29

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  • せつないけれどあったかい

    • ランコタママさん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 岩手県
    • 男の子8歳、女の子8歳、男の子7歳、女の子5歳

    読んであげる孫にこの子の気持ちがわかるかな。どちらかというと大人がじんとくる絵本だよねと思いながら読みました。
    流木でつくる船。つくる度に工夫を凝らし上手になってゆく過程。
    工作好きの男の子を育てたお母さんならうんうんと頷きながら読むでしょうね。子供の気持ちを傷つけまいとするお母さんとその気持ちをくむことができる子。素敵な母子ですね。海の向こうで見守るお父さんとずっと三人で暮らしているような優しさが好きです。リアルな海の絵に惹かれる私ですが今回は文章とあいまって穏やかな海が心に響きます。

    投稿日:2015/08/20

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  • 受け入れがたい事実を

    4歳の息子と読みました。

    息子にはパパがいないということがあまり分からなかったよう。
    この絵本のバークリーも、頭では理解できていても、
    身体では分かっていなかったのではないかと思いました。
    そして、実はママもそうだったのではないでしょうか。
    船をつくり続けることで、時間をかけ、バークリーもママも受け入れがたい事実を受け入れていったのだなあ。

    私はまだ肉親を失ったことがないので、そのような事態は想像しかできません。
    それでも、ジーンとしました。
    ママの優しさ、そしてそれをちゃんと感じとることのできたバークリーの優しさと成長にも。

    最後の、できた船を壁にかざる見開きのページがよかったです。
    事実を受け入れ、前向きに生きて行こうとする感じが表れていて。

    息子にはちょっと難しかったみたい。

    投稿日:2015/08/24

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  • 相手を思いやることの大切さ

    ビーバーのバークリー君はお母さんと二人暮らし。二人ともお互いを思いやって生活していて、今はもう会うことのできないパパのことを二人とも大切に思っています。

    海にメッセージを付けた舟を浮かべるのは、風船にメッセージをつけて飛ばしたり、ボトルに手紙を入れて川や海に流したりするのと似ていますね。どこか遠くの人に渡って、手紙を読んでくれるかな。返事を書いてくれるかな。小学校の頃、風船にメッセージをつけて飛ばしたので、それを懐かしく思い出しました。返事が返ってきたらクラス中で大騒ぎしたものです。

    どこか遠い所から流れついた流木でつくった舟は、パパへのメッセージをのせて、今度はどこまで浮かんでいくのだろう・・・。きっとパパにメッセージは届くよね。舟が戻ってこなかったら、パパがうけとってくれた証拠だと考えたバークリー君は、せっせと舟を作りはじめます。

    ママと一緒に、何か特別な日には舟を作ることにして、いくつもいくつも舟を作ってきたバークリー君。一年たって、ママが舟をひろいあげていたことを知ってしまいます。

    バークリー君、きっとがっかりしたよね。でも、パパに届いていると信じているバークリー君の気持ちを壊したくなくて、ママが黙ってしてくれていたことなんだよね。

    そんなママへバークリー君が伝えた気持ち。バークリー君の対応が、とても大人で、ママの気持ちを思いやる優しい心を持った少年になったのだなあと、感動します。

    家族って、身近にいてくれることが当たり前すぎて、時として一時的な感情を、相手に思いきりぶつけてしまいますよね。でも、お互いを大切に思うなら、相手の気持ちや行動の真意を思いやることが大事なのだなと思いました。

    投稿日:2015/08/18

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  • 大好きなパパとママ

     パパに会いたいバークリー。バークリーの気持ちがせつないなと思いました。
     流木でつくった船で、パパへ気持を届けます。けれど、その船は、、、。ママの気持ちを知ったバークリーが、またせつないなと思いました。
     
     やさしくしみじみするストーリーと、やわらかなタッチの絵がぴったりあっていました。
     バークリーの成長と、ママの強さやさしを感じる絵本、ゆっくり読みたいなと思いました。

    投稿日:2015/08/21

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  • 切ないけどいい話です

    なくなったパパに、メッセージカードを乗せた船を何度も海に流します。パパが受け取ったと思わせるために、戻ってきた船を隠すママ。

    でも、ある日それに気づいたバークリーは今度はママにメッセージをのせたカードを乗せるのです。

    母子家庭の切ないけれど支えあう愛情の姿にしんみりし、目がうるうるしました。

    だんだん上手になる船造りの腕も、泣けます。

    うちの娘も感動していました。

    投稿日:2015/08/22

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  • 強く生きて!

    今は亡きパパへ、いくつもの船を作っては海へ流すバークリー。
    パパに届いていると信じ、メッセージを添えて。
    そんな健気な息子を温かく見守るお母さん。
    考えたくもないけれど、もしパパがいなくなったら・・・と、お母さんに自分を重ねて読んでしまいました。息子をこんな風にそっと見守ることができるかしら、できたらいいな、と。
    パパに届いていると信じて作り続けていた船を全て見つけたときのバークリーくんの心境を察すると胸がいたみます。
    でも、母の愛をしっかり受け取って、前に進むんですね。
    バークリーくんは強い。お母さんも強い。
    親を失うような辛い経験は勿論したくないけれど、そういうお友達もいるんだよ、ということをこの絵本を通じて息子にも知ってもらいたい。そして思い遣りの心をもった子どもになってほしいです。
    息子が4歳くらいになったら読み聞かせてあげたいと思います。

    投稿日:2015/08/24

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  • 船つくろー 受賞レビュー

    • すっくるさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子3歳

    何も考えず、本の題名を読んで
    「一緒に読もぅ!だいすきなパパへ、だって〜」
    と娘を誘う。
    数ページ読み聞かせするうちに
    気がついてくるパパとこどもの関係。。。
    娘の顔をちらちらと見ながら読み進めていった。
    作った船が並ぶページで
    やっと娘が一言発する。「いっぱい作ったねー」

    あまりの切なさに娘の言葉がほっと一息させる。
    意味、わからないよね?
    読み終わり、ママはいつも素直な感想を言う。
    「切ないお話だね。どうだった?」
    「面白かったー。切ないってなぁに?
    ひーちゃんも、ふねつくってお父さんにあげよーっと。
    きっと喜ぶんじゃない?ね、つくろー」
    「切ないって、んー、だってお父さんにおふね届かなくって
    おかあさんが拾ってきてくれてたんだよー。この子、パパいないんだね。」
    娘、「きっと、船じゃなくて、飛行機で空に飛んでいったから届かないんだよー。お仕事はやく終わるといいね!でもー、最後のお船は
    ちゃーんとおかあさんに届いたよ。よかったねー。
    ねぇ、はやくお船つくろうよー。どう作ればいいの?」

    そんな会話が二人の感想。
    そして、その後、二人でティッシュ箱に穴あけて割り箸さして帆をつけて
    船を作り、「パパ大好き」と書いて
    玄関において寝ました。娘の父も、仕事で遅くていないものね・・・。

    親が思うより子どもは、自由にその絵本の世界を楽しむものなのですね。
    しかし、切なくてきゅんとする絵本、久々でした。

    投稿日:2015/08/19

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  • せつない…

    私は自分自身が母子家庭に育ったので
    このお話はなんとも切ない気持ちになりました。
    どうしてパパと会えないのかっていうのは
    はっきりと明かされないのですが、
    おそらく死んでしまったのか行方不明なのか…。
    最後のオチがまた切ないです。
    なんとも…。
    しかし、バービーだけに
    木の扱いはうまくて、
    どんどん船つくりが上手になっていくのはおもしろいです。

    投稿日:2015/08/06

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