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いっぽんのせんとマヌエルなかなかよいと思う みんなの声

いっぽんのせんとマヌエル 作:マリア・ホセ・フェラーダ
絵:パト・メナ
訳:星野 由美
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2017年08月28日
ISBN:9784032027709
評価スコア 4.17
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  • いっぽんのせんの

    一本の線にこだわるマヌエル君は、その線で何を発信しているのでしょうか。私が働く生活介護事業所でも、ひたすら線を描き続ける自閉症君がいます。初語はあまりなく、その線の意味は解りません。その線が、通所当初は直線だったのが、いつの間にか丸みを帯びた線に変わって来ました。
    相変わらず、ひたすらそれを描き続ける彼の意図は解りませんが、いつかこの絵本のように繋がっていったらうれしいと思いました。

    投稿日:2020/02/05

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    2
  • 線にこだわる絵本

    「ピクトグラム」入り
    って、なんだろう???
    表紙に書いてあり
    「ことばを絵で表現する」とのこと

    チリからやってきた作品とのこと

    自閉症というと 昔!?は
    社会性が乏しく
    心を開かないイメージでしたし
    育児の仕方が問われたこともあったように思います
    が、
    いろいろ医療は発達し
    「発達障害」として捉えられ
    今は、脳の特性によっておこるという括り
    特異に見えることにも
    理由があるわけです
    障害を個性と捉える現代
    こういうことにこだわるんだ
    こういうことは、嫌なんだね
    私は、どうだろう?
    と、気付かせてくれます

    相手を理解する

    簡単なようで
    実は、とても難しいこと

    理解しようと努力することが
    大切なんですよね、きっと

    作者さんおふたりの紹介文に
    子どもに対する思いが素敵だなぁ・・・
    訳者さんは、ペルー大使館勤務
    南米滞在を活かしての翻訳活動とのこと
    すばらしいことです

    水色の線を目でも
    指でも辿って楽しめる絵本です
    自分のスケッチブックに「線」
    書いてみたくなりませんか?
    「ことば」を「絵」で表現することも楽しいですよね!?

    投稿日:2018/02/24

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  • ピクトグラムと線の世界。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子22歳、女の子17歳

    作者はチリのジャーナリストで、子ども向けの本をたくさん手掛けている方だそうです。

    最近は割とテレビや本などのメディアでも取り上げられることが多くなってきたので、「自閉症」という障害について、直接かかわりを持たない人でもおおよそどんなものなのか想像がつくようになってきました。

    私も無知ではありますが、「ピクトグラム」という絵(図)のカードを生活の中に活用することで、自閉症の人たちが動きやすくなるというのは聞き覚えて知っていました。
    この本の主人公でもあるマヌエル君は、特に“線”が心の基準となる人で、ピクトグラムと線を織り交ぜて、うまく生活してる様子が絵本からうかがえました。
    すごいな。と思ったのは絵本の中にずっと書かれている一本の青い線は、本のページを曲げてもちゃんとつながって見えるところです。
    きっとマヌエル君の中では生活のすべてが、こんな風に1つの線でつながって見えているんだろうなと、想像できました。
    パトリシオ・メナさんの絵は単純ではありますが無駄もなく、はっきりとしていてわかりやすかったです。
    子どもたちの総合学習などで、このような作品が使われるといいなと思いました。

    投稿日:2017/10/14

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