「かたくりのワンピース」 なかなかよいと思う みんなの声

げんそうてきですが、少しもの寂しいお話です。
不思議な布地を持ってやってきた少女はかたくりの精だったのでしょうか。　
その布地で縫ったワンピースは、仕立て屋に奇跡をもたらし、残った端布は仕立て屋に富をもたらしましたが、同時に慢心も育ててしまいました。
後悔したときにはすでにとき遅しでした。
味戸ケイコさんの挿絵が意味深です。
文章にはない黒猫の存在が、物語を深くしています。

茂市久美子さんの本なので読んでみました。
絵童話。
小さな仕立て屋にふしぎな女の子がワンピースづくりを依頼しにやって来ます。
まあ概ねいつもの茂市さんのテイストなのですが、途中で仕立て屋さんが欲につかれ、変わっていくところがちょっといつもと違うなーと思いました。
人間に欲はつきものかなとは思いますけど。