何ともダンディーでスタイリッシュな表紙絵。
その世界観に既視感があったので、調べてみたら、
『つばめこうくう』の作者でした。
なるほど、緻密な構築がパワーアップしています。
なんと、歩行者信号の、とまれマーク、すすめマークの考察ですね。
二人の人物が交代で働いているとは、なかなかの着眼点です。
四つ角では16人!
で、ここでは日曜日が歩行者天国なので、
信号たちはお休みをもらえ、その休日の珍道中という訳ですね。
信号ならではの特性が思わぬハプニングを、ということで、
その特性をこちらまで再認識できます。
信号たちの会話がカタカナ表記で、人間とはやや違う特性を感じさせます。
読み語りの時は、外国人風に読むといいかもしれません。
幼稚園児くらいだと、本気で信じてしまいそうなので、
小学生くらいからの方が良いと思います。