擬音語の絵本とありましたが、まさに擬音語が堪能できる絵本です。
最初は、「ぼり ぼり ぼり ぼり ぼり ぼり ぼり ぼり」
と言う音。
ありがビスケットをかじっている音です。
そんな生物が食する時のシーンが、擬音と共に続きます。
カワセミが魚を「ごくり」と捕獲しているシーンとか蛇が卵を「ごっくん」と飲み込んでいるシーンなんかもあって、かなり本格的。
ただ、絵本を縦にして、プロントサウルスらしき恐竜が高木の葉を「ムシャムシャ」と食しているシーンがあるのですが、一寸どうかな?と疑問が残りました。
対象年齢を考えると、現存する動物が望ましいと思えたからです。
縦に見せるにしても、キリンなんかがいるのですから、違和感がどうしてもありました。
全体的に、幅広い生物を取り上げている姿勢は好感が持てるもの。
同時期に、「のしのし」「ぶうぶう」と擬音語の絵本を刊行しており、これらの作品も読んでみたくなりました。
ファーストブックにオススメです。