「なかよし」 なかなかよいと思う みんなの声

ジョンは主人公のぼくのともだち。
ジョンのことはお互い、ほとんどのことを知っている。
お互いの好きなこと、怖いこと、家族のこと、好きな子のこと…

信頼できるともだちがいるって本当に幸せだ。
二人の関係に憧れます。

幼い時期にこういう何でも時間を共有できる友だちがいる。ってことはとっても素敵だな〜と、思いました。
この作品は“好きな子がいる”ってところでまとめられてるけれど、人は恋愛関係があはいると、関係が崩れてしまうことがままあるので、この二人にはそんなことがないように祈りたいな〜と、思いつつ本を閉じました。
（深読みし過ぎ？でも、アメリカのドラマなんかではそういうことがままありますよね〜？）

主人公たちの年に近い、小学校低学年くらいのお子さんたちに特にお薦めしたいです。

仲良しの男の子の友情が描かれているとても素敵な絵本です。友達のジョンのことをまるで自分のことのように熟知しています。好い事も悪い事もよく把握しています。一番の理解者で、共に生きて行けるのが羨ましい限りです。好きな子がいるのも一緒なのがいいが、もし悩んだりすることがあっても相談できるし、親友がいることはなにより生き甲斐になることです。男の子の気持ちがよくわかる絵本です。

女の私ですが、女の子の複雑な好きを描いた『けんか』より、こちらの方が共感を持ちました。
対する娘は『けんか』の方がわかるようでした。

とっても好きな友達限定だけども、尊敬し高めあえるより良い関係を望んでしまうちょっと迷惑な私。
お前の事をいちばん知っているのはオレだぜ、なんて事も言ってみたいですね。
秘密の共有のくすぐったさなんて、すごくすごくわかっちゃう。
秘密基地に毎日お菓子を持ち込んで、ただそこに居ただけで楽しかった子供時代を思い出しました。
でもきっとこれは、男女関係ないですよね。

好きな食べ物、嫌いな食べ物。
得意なこと、苦手なこと。
友だちのことを何でも知ってるのは自分。
欠点も判っているけれど互いが補い合えば
なんてことない・・・だなんて言ってのけるジョンとぼくの友人関係がとっても大人〜〜な感じですね。
【喜びは2倍に　悲しみは半分に】
というような言葉をよく言われますが
そんな風に心から分かち合えるお友だちが
早く娘にも出来るといいなと思いながら読みました。