「ハーニャの庭で」 なかなかよいと思う みんなの声

色鉛筆の柔らかい絵で、
四季の移り変わりを描いてくれています。

山の小さな家の飼い猫ハーニャ。
畑と池と実のなる木があるハーニャの庭。
庭に来る小さな小さなお客様や
庭の様子が1月から12月まで描かれています。

娘はとっても小さく描かれたハチなどの虫たちや、
猫たちがどこで何をしているのかを探して楽しんでいました。
私は見開きの色の変化がきれいだな〜って思いました。
お話を楽しむというよりも、絵をながめて楽しむ絵本です。

どい　かやさんの絵本なので選びました。
猫のハーニャの庭。
季節の移り変わり、ハーニャの変化、ハーニャ以外の変化…いろいろなものが時の流れとともに感じられてよかったです。
たしかに自分だけでなく、いろいろなものが生活しているのですよねー。
ちょっと改めて意識しました。

ハーニャというネコの目から見た、自宅の庭の定点観測的な絵本。
このお庭、とっても素敵なんです。
作りこみすぎていない、植物も動物も自然な姿で共存している庭。
季節を感じ、自然の恵みを享受し、さまざまな生き物と触れ合える庭。
こんな庭を作ることができたら・・・と憧れます。
どいかやさんのほんわかとした温かい絵が、この素朴な庭を美しく描き出しています。
娘も楽しんでいましたが、私のほうが気に入ってしまいました。
眺めていると、気持ちがゆったりとしてくるんです。

表紙のかわいいねこが、ハーニャ。
ハーニャが住んでいる小さな家の小さな庭が舞台となって、
季節の移り変わりが綴られています。
どいかやさん特有の淡い色彩がとても美しいです。
ハーニャになったような気持ちで、自然を体感できそうです。
大判の絵本ですが、細かく描かれていますので、
やはりじっくりと絵を楽しむ方がいいでしょう。
ハーニャの姿も、本当に小さいです。
ですから、その姿を探すのも一つの楽しみ方ですね。
カレンダーのように飾るのもいいですよ。