「なんぎなたんけんたい」シリーズの第1作目。4人の体験隊の話です。ワニに靴を食べられた探検隊は、靴の木を見つけますが、木になっていた靴は、大きすぎたというエピソードがあります。ところが、次のページでは説明もなく、靴が小さくなっていて、どうしてだろう?と疑問を持ちました。
一緒に読んでいた夫が「これって四コマ漫画の要領じゃないの?だから前の話と関連性がないんだよ」と言ったので、もう一度、見直して、そういう訳かと納得しました。次のエピソードは虫除けの薬の話なのですが、前のページと背景の色が、似ていたので、前のエピソードが終了していたことに気がつかなかったのですね。読まれる方は、四コマ漫画として読まれるといいと思います。
息子は「わにが靴食べるのかな?靴の木なんてあるわけないじゃんねえ。(木に不思議なものがなるのが)『ぶたのたね』みたいだね」と言っています。読みながら子どもにいろいろな疑問や感想が出るのも、佐々木マキの本特有の現象で、絵本をよく見ているという証拠かな。息子はとても気に入っています。