シリーズものの作品としてはなかなか面白いし、お話が進んでも作品の質が落ちるという感じはしません。
今回は「魔法使いメルリック」の7巻目。
今回も、メルリックを目の敵にしている悪い魔法使いソンドラック
(といっても人を殺したりするわけでなく、せいぜい大きないたずらをするくらいだから可愛げがあります)が登場して、問題を起こします。
この間に来て、初めてソンドラックがこびとたちと暮らしていることがわかりました。「こびと」といっても、日本人の感覚からすればやや大きいです。
たぶん、ソンドラックと一緒にいる「こびと」というのは、イギリスでいうところのドワーフ(森の妖精)じゃないかなと、思いました。
そして、この間で、初めて王さまの王冠をかぶっていないパジャマ姿も見ました!これって、なかなかレアですよ〜。だって、王冠をかぶっていないと、この国の王さまって、実にとても普通の人なんですもの。(^.^)
続けて読むと町の人たちやお城の人たちそれぞれのモブキャラにまで、作者が注意深く描いていることが分かり、その辺を楽しめます。