デュカ作曲の作品をはじめ、ディズニー映画『ファンタジア』など、
ゲーテの詩から派生したこのタイトルの作品はいくつか読んでいますが、
この絵本はやや創作部分も多い様に思います。
ゲーテの原作の詩を読んでみなくてはいけませんねえ。
魔法使いの留守中、風呂沸かしを言いつけられた弟子。
ついつい魔法を使ってしまいますが・・・。
弟子のキャラクターが面倒くさがりやな所は同じですが、
案外努力家だったという一面も描かれています。
絵はいたってシンプルでわかりやすいですから、
お話の面白さを楽しむにはよいと思います。
絵は昔サントリーウィスキーのキャラクター
「アンクル・トム」を描いた画家。
「アンクル・トム」と言えば、洋酒好きな、今は亡き祖父を思い出します。
と同時に、クラシック愛好家の祖父が幼い私のために
オープンリールの音源から、当時出始めのカセットテープに
ダビングしてくれた中の一曲がデュカ作曲の「まほうつかいのでし」でした。
二重の思い出、懐かしい記憶が蘇りました。