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11件見つかりました
北欧の昔話です。 タイトルにひよこのコンコンとなっていたので ひよこの名前だと思ってましたが、 ひよこの名前はタッペンで、 コンコンというのはどうやら咳のことみたいてす。 にわとりのコッコさんが 大きい種を食べると喉に詰まってコンコンが出るよ とひよこのタッペンに言い聞かせてました。 それなのに大きい種を飲み込んでしまい 結局咳が止まりません。 コッコさんは大慌て。 そのあとのコッコさんと言ったら 必死に助けを求めます。 途中で、あれ?もしかしてこれは・・・ と思ったんですが、 結果はそれ以上だったので とても壮大だなと思いました。 みんな幸せになったんだし よかったなと思いました。
投稿日:2022/10/29
せきがとまらなくなったひよこのために、はしりまわるめんどりさん。行く先々で、これまでの流れとひよこの状態を重ね重ね説明するめんどりさんの姿に、子を思う親の気持ちの強さと必死さが読み取れます。ページをめくるたびに、めんどりさんのことばが増えていくので、読み手もしっかり読まなきゃという気持ちになりました。 ポール・ガルドンの絵は、めんどりさんの羽毛のようすから、はしりまわるようすまで、とっても躍動感があり、魅力的です。ずっと真剣に見開いていためんどりさんの目が、最後には安堵で優しく閉じているところが、幸せ感があふれていて、見ていてほっとしました。
投稿日:2017/02/01
日本の昔話ぽくないですね。 いかにもヨーロッパっぽくて大好きです。 コンコンが出るかだめって言ってるのにこどもは聞かずにしてしまいます。 わかるなーと親目線で読んでました。 コンコンがとまらないから、水を飲ませるために奮闘するのは 人間だって一緒ですね。 繰り返しがあり、面白く読みやすいです。
投稿日:2013/11/24
むかしむかし・・・で始まるこのお話。 普通の民話だと思ってたら・・・?? ヒヨコが喉に種を詰まらせたあたりから、話は変な方向に・・・!? 詰まらせた種を取るために水が欲しいだけなのに、水を汲むためにコップが、 コップをもらうために木を揺する人が、木を揺するためには靴が・・・。 という具合に、関係あるようなないような事が、どんどん積み重なっていきます。 ただ積みあがるだけではなく、ちゃんとお話になってるところが面白いです。 『つみあげうた』というよりは、真面目な落語か漫才という感じでしょうか? 意外な展開で、なかなか楽しめました!
投稿日:2013/02/22
4歳の息子と読みました。 ひよこのタッペンのコンコンをとめるために、 めんどりのコッコさんが奔走するお話。 小川にいき、かしの木に行き、ぼうやと交渉し、 靴屋さんの所へ行き、牛のところへ行き・・・ ものすごーく苦労して、最後にやっと タッペンのコンコンをとめるためのお水をゲットできました。 気管支がちょっと弱くよく咳が出る4歳の息子は タッペンに親しみを感じたのか、 気に入って何回も何回も読みました。
投稿日:2011/06/19
大きな種を飲み込んで、コンコンが止まらなくなってしまったひよこのタッペン。 お母さんのコッコさんは、飲ませる水を探しに出かけます。 でもなかなか簡単にはもらえません。 水をもらおうとしたら泉はコップを持ってこいと言うし、コップをもらおうとしたら樫の木は木をゆする人を連れてこいと言うし・・・。 でも途中であきらめず、努力を続けるコッコさんは立派です。母の愛。 一刻を争うかもしれない状況なのに、何とものんびりしているのが昔話らしく、たまにはこういう素朴なおはなしもいいなぁと思いました。
投稿日:2010/08/02
言葉の積み重ねが楽しい昔話です。 こういう型の昔話は各地にたくさんあると思いますが、「○○をしてくれたら○○してくれる」の「○」に入るものは、その土地柄お国柄で違うので、そこのところが興味深いと思いました。 小人が出てくるのが、北欧らしいなあと思いました。 それと、ちょっとドキドキしたのは、牛の皮がほしいというところ、牛の皮って生皮をはぐんだろうかと生々しいことを想像してましたが、その辺は違っていたのでよかったです。ただ昔話って怖いものもあるので、絵本化するにあたって生臭さは消したということだとまた話は違ってきますが。 こういうお話は、やはり読んでみて楽しむのが一番いいと思います。 言葉のリズム、絵はありますが、頭の中でもいろいろと描けそうだと思いました。
投稿日:2010/04/11
スカンジナビア半島の昔話の再話。 めんどりのコッコさんが、ひよこのタッペンを連れて森に出かけるシーンから始まります。 美味しい種を探すためなのですが、ひよこのタッペンが大きい種を飲み込もうとして、咳が止まらなくなってしまいます。 それからが、お母さんの面目躍如。 次から次へと頼んでいくのですが、この手のお話というのは、何処の国にもあるものだと思わずにはいられませんでした。 日本昔話だと「わらしべ長者」、ロシア民話だと「おおきなかぶ」と同じような展開です。 その頼みごとの最終者が、小人だったというところが、やはり北欧らしいところ。 あまり知られていないお話ですが、この話の展開は子供に理解しやすいもので、もっと多く読まれて然るべき作品だと思います。 文章量が多いので、年長組み辺りにオススメです。
投稿日:2009/10/11
表紙だけではどうにもこうにも持って来てくれず、しびれを切らした母が読み聞かせたら、途中笑いも出て、おもしろかったー!とのこと。 わらしべ長者のような内容に、積み上げ歌の面白さもあって、この手の本ではお馴染みの、繰り返し部分をわざと息を切らして読んでみると喜んでいました。 「もう、お母さんタイヘンやなぁ」と娘。 私は「そうそう、いつの時代も、お母さんは子供のために必死やねんで」とニヤッと笑っておきました。
投稿日:2009/04/08
いかにもヨーロッパの昔話〜って、感じの牧歌的な匂いのする絵本でした。 ヒヨコがうっかり飲み込んでしまった大きな種のために、しゃっくり(めんどり流にいうと「コンコン」)が止まらなくなり、母であるめんどりが、「コンコン」を止めるためにいろいろ渡り歩いて努力するお話です。 イメージ的にはわらしべ長者、みたいな(ちょっと違うかしら)。 何かをするためには何かをしなくちゃならなくて、そのためにはまた何かアクションをしなくちゃならなくて…。そうしてグルグル話が大きくなっていきます。 読み聞かせで、この説明文のアクションのところを早口でやったら、ウケるかしら〜と思いながら読みました。 面白かったです。
投稿日:2008/01/20
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