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コールデコット賞受賞作品ということで読んでみました。 コールデコット賞受賞作品から選んで借りているのですが、 マーシャ・ブラウンさんの絵本は本当にたくさん入っていますね。 しかも、雰囲気がどれも違うからすごいです。 このお話は他でもよく紹介されていたのですが、 以前借りたときはあまりの分量引いて読まずじまいでした。 最近長い話でも聞けるようになってきたので読みました。 市長になるという昔話なんですが、 努力や我慢よりもラッキー要素が強く、 あまり教訓もなかったのですが、 昔はネズミ被害に悩んでいたと聞いたこともあり、 ああ、こういうことかと変に納得しました。
投稿日:2019/01/25
「三びきやぎのがらがらどん」が有名なマーシャ・ブラウンの作品。 マーシャ・ブラウンは、実に3度もコルデコット賞を受賞しており、この作品はコルデコット賞オナー賞受賞しています。 お話は、イギリスの昔話を題材にしているとのことなのですが、ネズミと猫と航海船などが昔話らしい雰囲気を醸し出しています。 また、2色刷りの絵も、昔話に似つかわしい色合いだと思います。 それにしても、作品自体は1950年の作品で、それが2007年に日本での初版ですから、本当に息の長い作品です。 逆に言えば、それだけ支持された作品ということになりますので、一読しておきたい作品です。
投稿日:2009/10/10
『三びきのやぎのがらがらどん』の作者、マーシャ・ブラウンの再話によるイギリスの昔話。昔のイギリスの生活もうかがえる絵本です。絵本とは言っても、文字も多く、読み聞かせるにしても、一人で読むにしても、幼児よりは小学生の方が向いていると思います。 マーシャ・ブラウンのスマートな絵と松岡さんのステキな日本語訳がぴったりとマッチした一冊です。
投稿日:2007/09/08
イギリスの身寄りのないディックは、ロンドンに着きますが、 貧しい待遇は変わらず、ある富豪の家で働くことになります。 ひょんなことで猫を手に入れたディックは、 そのねこを貿易船に出したことから幸運が・・・。 昔話、ということですが、ロンドン市長になるなど、 ちょっぴり新しい要素も新鮮ですね。 少し不思議な味わいの昔話でした。 それにしても、ロンドンとねずみの組み合わせ、 少しばかりペストを思い出してしまいますが・・・。 でもやっぱり純朴なディックの頑張りを見てほしいです。 マーシャ・ブラウンの絵が重厚ですね。 松岡享子さんの訳も軽快です。 お二人のツーショットも見る価値ありですよ。
投稿日:2007/08/23
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