「うさぎ小学校」を読んで続編があると知って読みました。長い間ドイツで愛されてきた古典的な絵本だそうなので、絵はちょっとレトロな感じです。
お国に関係なく、遠足に行く前は子どもたちはドキドキしていますよね。そのドキドキ感が伝わってきます。
遠足の前日に通知表をもらうのは、ちょっと勘弁してほしいです。
この頃のドイツでは、両親が遠足に参加するのが通例だったのでしょうか?生徒だけでなく親たちも一緒に出かけます。
徒歩というところに時代を感じます。
遠足先での遊びがちょっと運動会っぽい感じがしました。すいか割りならぬ「なべたたき」や袋に入ってぴょんぴょん飛んだりします。
私は最後の描写が気に入りました。子どもたちが夢の中でも楽しい遠足を続けているという描写です。とても楽しかったのでしょうね。
現在のドイツの遠足がどのようなものであるかはわかりませんが、80年近く前のドイツの学校ではこんな感じだったのでしょうか?
行事はとてもドイツらしい感じですが、子どもたちの気持ちは万国共通だなと思いました。