『Clifford the Small Red Dog』が原題。
『クリフォード おおきな おおきな あかいいぬ』の続編です。
この大きな赤い犬の原点のエピソードです。
もちろん、語りは、前作同様、少女エミリー・エリザベス。
ご近所さんから、子犬を譲り受けたのですが、とても小さな赤い犬を選んだ、というのも、前作に通じるものを感じます。
どんな容姿であれ、エミリーとクリフォードには、何かご縁があるような気がします。
これまた、小さくても不便があるようですが、「大きくなってね」というエミリーの思いが通じた、ということでしょうか。
さすがに急に大きくなると、さらに不都合が生まれるわけで、こんな波乱万丈もあったのですね。
だからこそ、愛情もさらに増してくるのでしょう。
こんな過程があるからこそ、今のすべてを受けられている、とも言えます。
「今のままのクリフォードでいいんだよ」というセリフが沁みます。
小学生くらいから、ありのままの大切さを感じ取ってほしいです。