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アンデルセンの童話を子供たちと読みたいと思って手にした一冊です。元のお話もこの通りなのでしょうか?佐々木さんがナンセンスに仕上げたのでしょうか…? 大金を手に入れた若者が、豪華な暮らしをして、友達もいて…とやっていたのに、金の切れ目は縁の切れ目-お金でつながっていたものはお金がなくなると消えてしまう、というところに教訓めいたものを感じます。それにしても、魔法使いはどこにいってしまったのでしょうか?!そして、若者は王様のあとをついだ、とありますが、本当にそれで国は大丈夫だったのでしょうか、、、
投稿日:2023/02/20
角野栄子の文、エリック・ブレグバッドの絵で読んだ『火うちばこ』では、どこか危険さを感じた物語が、武井直紀の文と佐々木マキが絵を描くと、どうしてこんなにあっけらかんとしてしまうのでしょう。 あくまで非現実性の中で、軽〜く書かれた物語。 読み終わった後に、あまり印象がないのがちょっと残念。 不思議な世界でした。
投稿日:2012/05/01
佐々木マキが絵を描いていたので興味を持ちました。アンデルセンが原作です。 戦争を終えた兵士が魔法使いに木の中のうろに入って火打ち石を取ってきてほしい頼まれます。その中にはお金がぎっしりつまっている箱があるので、それは兵士のものになるというのです。 火打ち石を魔法使いから奪った兵士は放蕩の限りを尽くします。この辺は「空とぶトランク」と似ている感じがしました。 兵士はいいとこどりという感じで何のお咎めもないのが気にかかりました。オチも兵士にとって都合が良すぎるのでは?という感じを受けました。 アンデルセンがこういうお話を書いていたということに驚きました。目の大きな犬が「おまたせワン!」とお金を運んでくる滑稽な様子は、佐々木マキの絵に合っている気がしました。 アンデルセンにも悲しいお話だけでなく、お笑い的なお話があることがわかりました。異色なアンデルセンのお話ということでおすすめします。
投稿日:2007/11/12
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