この絵本、主人の母がプレゼントしてくれました。
きんようびはいつも、パパとお兄ちゃん2人だけで朝食におでかけ。
優しいパパである作者のダン・ヤッカリーノさんと息子さんの実話から生まれた素敵な絵本です。
「ぼく」が読者に語りかけるような文章は短めだけど、
絵から家族の暖かい雰囲気や朝の街の様子が生き生きと伝わってきます。
家には赤ちゃんがいて、お世話にまだ手がかかること。
パパはウインドーから離れられないような、ちょっと子どもっぽいところもあるみたい。
朝の空気感と街の人たちの様々な生活、表情。
「ぼく」のためだけの特別な時間があるって、大きな意味がありそう。
普段忙しいパパに急に「何か困っていることはないか」なんて聞かれたら話せなくても、
いつものパンケーキを食べながらだったら話せるかもしれない。
話せなくたって、パパに大切にされている「ぼく」を再認識して、また頑張れたりするんじゃないかしら。
子どもへの気持ちはあっても、どうしていいか分からないパパ達への
応援歌みたいな気もしてきます。
小さなことから、形にしてみませんか?と。
子どもに読み聞かせながら、照れ屋なパパたちに読んでほしい絵本です。