モモちゃんシリーズに今夢中の娘。
次々に図書館から借りてきては何度も「読んで読んで!」
松谷みよ子さんの文はやさしさにあふれる美しい日本語で、次世代に伝えたい心がいっぱい詰まっています。
モモちゃんのお祈りと夢の世界が描かれています。
ほほえましくかわいらしい幼女の想像の世界です。
武田美穂さんの描く元気いっぱいのモモちゃんにいつもとても好感が持たれます。しかし、私は少々ひっかかってしまいました。
なんだか モモちゃんとお母さんが暮らす家が とても立派なんです。
暖炉が燃えて素敵なインテリアが飾られて、敷物に揺り椅子があって…。
これも、小さな子の想像力をかきたてるのかもしれないのだけど、私の長年のうちに出来上がってしまったモモちゃんのイメージは、ごく普通のおうちに暮らす女の子とママだったのです。
まぁそれはさておき、神様みたいなおじいさんが空でわたあめをつくっては飛ばし、それが雲になって星の光を受けて流れていく描写や、とっても食べたかったわたあめをだいじそうに抱えたモモちゃんなどは思わず引き込まれますね。