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乱歩えほん 押絵と旅する男なかなかよいと思う みんなの声

乱歩えほん 押絵と旅する男 著・絵:藤田 新策
原作:江戸川 乱歩
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\2,530
発行日:2023年05月12日
ISBN:9784751531204
評価スコア 4
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  • 押絵に込められた情

    タイトルからして、男が持っていたのは押絵出会って、平板な絵画とは違うはずです。
    残念ながら、藤田新策さんの絵からは、立体感が出てこない逃し、幻想的なこの絵本の弱点でしょうか。
    絵の中にいる、男の兄と娘が、押絵の技法で絵に押しつけられたものと想像したら、娘と一緒にいたいという願望が、とても切実さを増して想像できます。
    双眼鏡を反対からみるということで、縮小された兄は、現実の世界を離れ、押絵の中で娘と添いとげる事が出来ました。
    しかも娘が仮想であるのに対して、兄は生きているので、年老いていきます。
    江戸川乱歩の世界だからこその作品でしょうか。
    原作が読みたくなりました。

    投稿日:2024/08/09

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