「日本みんわ絵本のシリーズ こめんぶくあわんぶく」 なかなかよいと思う みんなの声

いろいろな物語を思い起こさせる、不思議なまま子物語です。
やまんばとか、宝箱とか、シンデレラを思い起こさせるガラスの靴のような下駄とか、小道具がいっぱいの割りに、シンプルなサクセスストーリー。
少し物足りないような、出来すぎのようなお話なのですが、妙に印象的です。

読んでいて、シンデレラを彷彿させられました。
でも、タイトルだけだとまず手に取らないし
絵が不気味で
なかなか子どもは手に取りにくい絵本だとは思いますが、
こういう話こそ大人が教えてあげたいですね。

越後地方に伝わる民話ということで、
以前新潟に住んでいたので
親近感が上がりました。

もうまさにシンデレラのお話そのもので、びっくりです。
大変な思いをする主人公が、最後はハッピーエンドになれるので、何だか安心してしまいました。

やまんばが出てきた時には、食べられてしまうのではないかとどきどきしましたが、こめんぶくはやまんばの頭の中にいるしらみやヘビやムカデまで取ってあげて。強いなぁ･･･　少し光明皇后の逸話を彷彿とさせました。

日本の民話。
初めて読むお話でした。
ですが、日本版シンデレラって感じの話ですね。
継母にいじめられるこめんぶくだとか若様に見初められて帰る時に下駄が脱げるだとか。そして下駄が合う娘が探されます。
こんな民話もあるんですねー。

子供たちによみきかせていると・・・あれ？なんだかこの展開は・・・。
そうみんなが知っているシンデレラのお話にとっても似ているんです。

外国のお話と日本の民話で似ているお話には何回か出会いましたが、
今回はだれもがよくしっている外国のお話とそっくりだったので
親子でびっくりしました。

越後に伝わるお話だとか。
日本と外国、それぞれ遠く離れた地でそれぞれに語り継がれた双子のようなお話に絵本を通して出会えた不思議な体験でした。