「レインボウブックス ひかり」 なかなかよいと思う みんなの声

以前にも同作者による他のシリーズを読んだ事があったので、親近感が湧きこの絵本を選びました。切り絵で表現されているのが独特で素敵だなと思いました。あらかじめグラデーションを作ってあるのがこだわりを感じました。特に気に入ったのは太陽に照らされている場面です。光の神秘的な美しさと神々しさ偉大さを感じる事が出来ました。他のシリーズも読んでみたくなりました。

この絵本は、赤ちゃんを対象としてつくられた作品のようですが、大人を対象とした絵本としても良いような気がしました。日々、疲れている大人にとって、さまざまな光のなかで動く人や生き物の描写は、心を洗い流してくれるような感じがありました。

色と形でひかりを表していて、まだ理解ができているかは分かりませんが、ひかりに色が入っている、色自体もひかりでできていると初めて教えることができました。
且つ、例えば緑の草を太陽光線がぬっているようなひかりの表現もされており、体で感じ取れる部分も描かれています。
最後の七色はまとめとしてぴったりだなとお気に入りのページです。
お話の絵本とはまた違った、不思議な感覚が得られる絵本です。

水彩で描かれた赤ちゃん向けの絵本。全ページためしよみで読ませていただきました。初めのページ以外は文章はありません。赤ちゃんにはこの不思議な感じがよいのかもしれませんね。言葉はなくても、同じ絵を見て過ごす時間も素敵ですね。

ちょっと疲れている時に、この絵本を眺めていると
心が癒されます。

ページごとに色が変わり、そして、どのページもグラデーションが美しく、
「私たちって、光あふれる世界に住んでいるんだなあ」と実感します。

朝の光、昼間の光、夜の光。
どれもとっても美しいですね。

中でも私は朝の光が大好きです！！

赤ちゃんにも、大人にも優しい絵本ですね。

このシリーズでは、切り絵ふうのはっきりした絵をよくみていたのですが、今回は水彩画の美しさが引き立つ、とても綺麗な作品を鑑賞しました。
平面的な絵であっても、「ひかり」を感じます。
どのページを開いても、夕焼け空や大地や海、様々な自然の情景が思いうかびました。

　「色」は「ひかり」の反射だそうです。ページをめくるごとに表れる様々な色。「ひかり」というタイトルが頭の中にあるからか、「見る対象に色がついている」というのでなく、そこに「ひかり」の存在を感じるように思いました。（単純な私かも？・・）

　「ひかり」があるからこそ浮かび上がってくる、色や形。「ひかり」の有り難さとともに、哲学的だなぁーと感じた絵本でした。

この本はちょっと大人向けかな？そう思いました。
見ているだけで神秘的な気持ちになれる、とても芸術的な本だと思います。
色使いがとても綺麗なので、こんなワンショットが部屋の壁飾りとして有ったら綺麗だろうなあ、と思いました。

見て楽しめる、見て感動できる、そんな１冊だと思いました。

短い絵本でありながら、大きな物語のようなものを感じさせてくれる本です。人間の力強さみたいなものを感じます。色が柔らかくて美しいです。絵も受け手によっていろんな解釈が出来るものだと思います。子どもにもこの絵に触れてほしいです。そしていろんなことを感じてほしいです。

いろいろな光の中で遊んでみたら、どんなことが心に浮かぶか・・・
イメージの世界です。
ここに描かれている絵は答えではなく、ほんの一例にすぎないのでしょう。
いつも私が驚くような豊かな想像力でいろんな話を聞かせてくれる２才の息子と、ゆったりした時間の中で読み、語り合いたい一冊です。