「アナボコえほん新装版」 なかなかよいと思う みんなの声

井上洋介さんのナンセンス絵本は、どれもこだわりに徹しているように思えます。
この絵本では、様々なものにアナボコをあけたらどうなるか、真剣に取り組んでいるように思います。
ありえないから笑えるナンセンスでしょうか。
本当にアナボコがあいてしまったら、笑うどころではありません。
いろいろ考えている時、ひょっとしたら頭にアナボコがあいているかも知れません。

あなのお話しです。とにかくいろんな所に穴が…思いもよらない発想が楽しい作品になっています。

子供はどのページも突っ込みを言いながら笑っていました。
電車に穴が…ぶら下がってるの落ちたらケガするやん！
屋根に穴が…お月さま入ってきたら怖いしいやや〜
空から穴が降る…あなだらけになったらどうしよう〜
面白い感想ばかり言ってました。

読み終わるたびもう一回読んで〜と子供はとても楽しそうで気に入っています。

こんなとこに穴あいたらどうする？子供の想像力が育つ絵本ですね。

「ぎぎょ〜っ」へんてこな感想・・・・

あなぼこは、あんまりメリットがなさそうです。

「ぎぎょ〜っ」

ただ感心して驚くことばかりでした。

電車の床にアナボコ開くとつり革だけがたよりとは・・・・

えらいこっちゃあ・・・・・

悲鳴をあげている乗客の声が聞こえてくるようです・・・・

「鉄橋を渡ると・・・」なんて、暢気に歌を歌っている暇なんてありま

せん。でも最後がとても素敵でした。

森の大木にアナボコが開いてとても素敵なレストランが開店したんです

から、これはメリットです！

終わりよければ、すべてよしでした！

井上さんらしいナンセンス絵本だなーって思います。
すごくあり得ないところにアナボコ空いちゃいます。
それもダイナミックに。
こういうのってツボですよ、特に子どもには（＾m＾）
ここまであり得なさが徹底されていると井上さんの想像力に脱帽してしまいます。
降ってくるアナボコには私もビックリでした。
一番子どもにウケがいいのが橋の上のアナボコと木の中のアナボコ。
遊び心いっぱいで楽しい絵本です。