1926年島根県津和野町で生まれた安野光雄さんは、「旅の絵本」で知られています。
この作品は、1977年の初版。
緑と黒の色だけの二色刷りの文字のない絵本なので、直ぐ見終わって、何?というのが第一印象。
最後のページに、森にかくされた動物たちとあり、これも隠し絵だということに気づいて、再度、読み返したら、時間のかかることかかること。
この手の絵って、小さい頃、夢中になったものですが、それが、一冊の絵本になっているのですから、たまりません。
それも、小さいものもあれば、ページ全体が隠し絵になっているものもあったり、逆さまに描かれたものもあったりと、手が込んでいるので、飽きることがありません。
きっと、お子さんと一緒になって、動物探しに夢中になれる作品だと思います。
全部で133の絵が隠されいるようなのですが、見つからないものも数多くあり、当分この絵本にはまりそうな予感がしています。