「にんげんのまちって、どんなところ?」
新しく通るようになったバスをみながら 動物たちは興味津津。
唯一 人間世界を体験した事のある 猫の のらに、「にんげんごっこ」をしながら、人間の暮らしを教えてもらう事に。
ところが のらの指示通りに「にんげんごっこ」をしてみると
、動物たちにとってはどうにもこうにも具合の悪い事ばかり。
「お腹が痛い」「くすぐったい」「気持ち悪い」「恥ずかしい」と、次々と動物たちが嫌がりますが、のらはお構いなし。
この 猫ののらさん・・。本当に大真面目で「にんげんのくらし」を動物たちに教えているのか 怪しい感じもします。もしかして、みんなをからかっているのかな? でも、それにしてはどれもこれもナイスな「見立て」が連発で愉快です。
子どもたちは、もちろんかばさんのシーンで
「まさか・・まさか・・まさか〜?」
と ニヤニヤし
「やっぱり〜!!」と爆笑。
長さんの絵が、お話にとても合っている一冊です。
幼児はもちろんんですが、小学校の高学年でも 楽しめるのではないかな〜、と思います。