「だいかいじゅうオニイタイジ」 なかなかよいと思う みんなの声

左ページが現実で、右ページが兄弟の心の中の怪獣をあらわしているという面白い構成です。

お話はお母さんの留守中のお菓子の取り合いです。意地悪するおにいちゃんに弟が怪獣になって反撃
お兄ちゃんもなきむし怪獣になったり・・仲直りしたり。。
傍目から見ると仲のいいか、悪いのか分からない兄弟の様子をうまく捉えてると思います。
けんかするけど仲がいいのですよね。きっと。。このお話の兄弟も私の子供たちも・・。
親として共感して読みました。

最後のほうのページで、自分もやり返したくせに要領よくお母さんに甘えてる弟の姿も
うちの子供たちのようで、思わず私がにんまりしてしまいました。

怪獣ごっこというか、
お菓子をめぐっての怪獣ごっこバトルをするあたり、女姉妹にはないことでは？！
さすが男の子って感じですね♪

クッキーの枚数をめぐっての激しいバトル。
だけど、その節目節目にみえてくる兄弟の思いやり。
いかにも男の子だなあといった感じでした＾＾；
（私も弟2人がいるので、そのケンカにしょっちゅう混じっていたの実感中）

白黒で描かれた現実と、カラーで描かれた想像の世界が楽しさを倍増させてくれました。

ぼくは、おにいちゃんと、ふたりでおるすばん。
おやつのビスケットを賭けての、激しいバトルが始まる。
ぼくは、すぐに負けて大泣き。
ところが、泣いているうちに、かいじゅうの血が流れ出し、ぼくは本物のかいじゅう、オニイタイジ（鬼退治ではなくお兄退治らしい！）になって・・・。

我が家は男の子はひとりですが、けっこうすさまじい兄妹げんかをします。でも、男の子を複数持つお母さんには、そんなの甘い、うちなんか・・・と言われます。
そっか〜、本物のかいじゅうになっちゃうくらいすごいんですね？

白黒で描かれた現実と、カラーで描かれた想像の世界が、並べてあり、比べる楽しみもあります。