「チャッピィの家」 なかなかよいと思う みんなの声

３歳５カ月の息子に図書館で借りて読んであげました。

他の絵本同様、絵がとても繊細で素敵ですね。
お話の内容はとてもシンプルで分かり易いです。
チャッピィが自分の小屋を持って、家出をする姿が何とも可愛らしかったです。

息子の反応はというと、２回読んだだけで、その後読んで欲しいと持ってくることはありませんでした。

自分の居場所を求めてさまようチャッピィの姿が切ないのですが、おうちを小脇に抱えているビジュアルにクスリと笑ってしまいます。
自分を受け入れてくれる場所がなかなか見つからない、見つかったけれどもなんだか居心地が悪い。４歳の息子にはまだまだ早い話かもしれませんが、自分の居場所をさがすチャッピィは一歩大人になろうとしている我が子の姿のようにも思えました。
一番居心地の良い我が家を守りつつ、いつかは息子も自分の居場所を見つけるために巣立っていくのだななんてことを考えさせてくれた絵本です。

忙しい家族にかまってもらえず、「もっといい場所を探しに行こう」とチャッピィは出かけていきます。
自分の犬小屋を抱えてさまようチャッピィ、ちょっぴり切ないです。ハッピーエンドでよかった！
いまいあやのさんの絵は、ちょっぴり不思議でおしゃれで優しくて。ずっと眺めていたくなります。表紙見返し部分のデザインもとってもおしゃれで素敵でした。

シンプルでわかりやすいお話です。
わかりやすく感じる理由は、素敵な絵に物語れるからなのでしょうか。

チャッピイが「さみしい感じがする」と思った街。
高層ビルのような建物が立ち並ぶ街は、確かに冷たい風景です。
お屋敷で何不自由なく過ごすチャッピイも、居心地が悪そう。

結局、元のお家で、みんなに大事にしてもらえるようになったチャッピイですが、食卓の場面で犬小屋をしょったままなのは、またいつでも家出が出来るようにだったりして…。

見返しには、各自のお家を持って家出しようとしている（？）ワンちゃんが沢山。
ワンちゃん側から見た、今どきのペット事情のようにもうかがえて苦笑してしまいました。

４歳の息子と読みました。
ちょっと切ないストーリー。
家族に散歩も連れていってもらえなくなった犬のチャッピィが家出をするのです。。

絵がやはりいいです。
構図も、色彩も、ちょっと不思議な感じがします。
読者の想像力を膨らますような。
チャッピィが、犬小屋を抱えて家出するのがやっぱり面白い。
３人の家族と再会するシーンはジーンとします。
雨の中をレインコートをきて必死でチャッピィを探したんですね。
最後のページの素敵な部屋で寝ながら本を読むチャッピィは本当に幸せそうでよかったです。

散歩も忘れられて、大事にされなくなってしまったチャッピィは、家を出る決心をします。

途中、大事にしてくれる人に出会いますが、なんだか、ぬいぐるみのようにチヤホヤされるだけ、、、、。ほしいのは、家族。

また家出したのですが、そこへ、もとの家族がやってきます。探してた！という言葉に、また戻る決心をするチャッピィ。

人の心の忘れやすさ・離れやすさをつい反省してしまうような絵本でした。

娘は犬がかわいい！と、犬小屋をかかえて二本足で歩くチャッピィのことを言っていました。

飼い主一家から、だんだん、散歩もさせてもらえないほど忘れられてしまったチャッピィは、家出します。そこで、手を焼いてくれる人に出会いますが赤ちゃんのような窮屈な服を着せられたりするのがいやで、家出。

最初の飼い主一家に遭遇し、探していたよ、散歩忘れてごめんね、という言葉とハグに心を許し、また戻る話です。

切ないような、温かいような、不思議なお話でした。

ちょっぴり切ないお話ですが、家をかかえて歩く、チャッピィの姿が可愛すぎて♪
うちの娘も、次にチャッピィがどんな姿で現れるかに目が釘付け！

飼い犬との出会いは、運命。
家族同様の存在だから、双方、代わりになるものなんてない。

命あるうちに、大切にしてあげないといけないなって思いました。
可愛さと、切なさに、キュンってなるお話です。

　暖かくて透明感のある色あいに、ほっこりします。
　声がきこえてきそうな、チャッピィの表情がなんともいえません。背景や小物など、すみずみまでおしゃれな遊び心が感じらる絵がおもしろいなと思いました。

　お散歩にも行けないチャッピィ、家出したくなる気持ち、つたわってきます。でも、どこへ行っても、なかなかうまくいかないものです、、、。
　やっぱり、自分の家がいちばんですね。
　子どもにもわかりやすいストーリーなので、親子で楽しめる絵本です。

昔はかわいがってくれたのに最近は自分に関心がないみたい。飼い主に不満を持ったチャッピィは自分の居場所をさがして家を出ます。
自分の居場所って案外難しいような簡単なような。
自分に愛情をそそいでくれる人たちといっしょにいることって、贅沢な暮らしよりも大切でそしてもしかしたら難しいことなのかもしれません。