「ねえ、まだつかないの？」 なかなかよいと思う みんなの声

子どもが二人以上なると、どうしてもこうなるよね・・

と思い知らされるお話でした！

みんなが寝ている時間でも目が覚めたら

大きな声で起こしたり、車に乗っている移動中も

じっとしているわけじゃない。

漫画みたいなコマ割りだったので、

絵本という感じがしませんでした。

好みの問題だと思いますが、話している部分を

指でさしながら読んでいかないと、話がブレる気がします。

題名を見て、「ねえねがよく言ってるよね」と次女が笑って言っています。確かに長女が（そういう次女本人も）よく言うセリフ。まだ家を出たばかりなのにもう「ねえ、まだつかないの」と目的地に着くまで何度も何度も繰り返します。
題名だけでなく、この絵本に出てくるラリーとハリーのやりとりが、うちの長女と次女のそれと一緒で笑ってしまいました。席取りのけんかに始まり、ちょっとの時間でも、「たたいた」「けとばした」「ずるい」「あつい」などと言い出して、一時でもじっとしていません。娘たちも、心当たりがあるのか、読みながら顔を見合わせて笑っていました。
うちだけじゃないんだと安心したり、「こんなにたのしかったのはじめてだ・・・」のセリフにキュンとしたり、「きょうだいなかよくいいこにしてないと、どこにもつれてってもらえないよ」と親の気持ちを代弁してくれたり。もしかしたら親の方がうれしくなってしまう本かも知れません。

長女が借りてきた、ちょっとマンガチックな絵本です。

海に連れてってもらえることになった犬の兄弟、ハリーとラリーのお話です。車の後部座席で、絶えずけんか！どっちが押しただの、まねをしただの・・・うるさいったらありゃしない。見かねた両親が「赤い車をさがすゲームでもしたら？」と言いますが、どっちが先に見つけたか大騒ぎ。さすがのお父さんも怒ってストライキします。無事、海まで行けるかな？

いや〜、我が家でもしょっちゅう見られる光景です。（海や山は２０〜３０分で行けるけど、実家が遠いので・・・）どこのきょうだいも似たり寄ったりなんだと、ほっとさせられます（苦笑）。

ハリーとラリーは犬の兄弟。今日はお父さんの車で、家族そろって、海にお出かけ。
ところがこの２人、始終きょうだいげんかをしていて、もう、本当にうるさいったらないの！
寄ると触るとけんかしているうちの子供達と重なっちゃいます。
機嫌を損ねたお父さんのために、自分達の帽子で扇いであげるところなんか、可愛かったですね。

この本は、絵本というより、漫画みたいでした。
作者のジェイムズ・スティーブンソンは、「ニューヨーカー」という有名な雑誌に１コマ漫画も書いているそうです。