冒頭にあるとおり、ロアルド・ダール原作を絵本にしたもの。
既に、ディズニー映画として評価されている作品です。
主人公の9歳の少年ジェームスは、両親を亡くしてから2人の叔母にいじめられる毎日を過ごしています。
ある日、謎の老人からもらった緑色に輝く不思議なものを、桃の木の根本にこぼしてしまうと、巨大な桃が育ったのです。
桃の中にはムカデ、クモ、ミミズ、テントウ虫、キリギリス、土ボタルという虫たちがいて、仲良くなったジェームスと虫達は、桃に乗って冒険の旅に出かけます。
想像できないほど、大きなスケールのお話で、やはり絵本として描くのはなかなか難しい作品です。
絵のキャラクターは、好みの分かれるところで、とても幻想的ではあるのですが、少し暗めでかつ動きが見えないので、その良さが伝わらないかも知れません。
冒険ものが好きな子供にはたまらない作品には間違いのないところですので、映画と合わせて読まれるとまた違った楽しみ方ができると思います。