絵本の調子はマンが風なのですが、何となく子供達にとって、身近なテーマの作品が多い作家です。(お子さんがいるのかな?)
小学3年生のりくちゃんとこうちゃんは、いとこ同士。りくちゃんは体育が好きなどこにでもいそうな少年。
こうちゃんはいわゆる頭がよくて、遠い私立の小学校に通っている少年。
そんな2人はとっても仲良し。今日も2人で海に行くことになりました。
海で、こうちゃんのお兄ちゃんからこっそり借りてきたボートに乗り、2人は小さな冒険に出ます。
途中、ボートから落ちたり、りくちゃんのクラスメートに女の子にあったり、オールが流されちゃったり、くらげにさされそうになったりと、ハプニングが続きますが、この小さな冒険で、2人は改めて、友情を確認します。
どこにでもありそうな、子供のちょっとした意見のぶつかり合いをうまく表現されていて、同じ3年生の上の子には、素敵な刺激になってくれたような気がします。