表紙のクマがかわいらしくて、長女が読んでと持ってきました。
まだあかちゃんぐらいのこぐまのミューは、オオカミの友達がいます。抱っこしてくれたり、ぺろぺろなめてくれたり、背中に乗せてくれたりします。けれど、時々嫌なことをしたり、乱暴になってミューを怖がらせます。ミューが誰か助けてと言ったら、おおかみは誰にも言うな、言ったらお前を食べると脅しました。でも、おおかみがしたことは安心してみんなに教えましょう・・・というお話。
え?なんだこれは??と衝撃的な内容でした。よく見ると、作者が、虐待を受けた親しい友人に捧げたものだそうです。訳者もいじめや虐待へ介入している方なんですね。
裏表紙に「ゆうきをもって」と、あります。勇気を持ってイヤだと言える様に、強い心を育てる物語だと・・・。
今の世の中、本当に何が起こるかわかりません。自分の身を守る必要性については、早いうちから教えてあげる必要があるかもしれないと、考えさせられました。