杉浦さんの描く主人公の少年は、表情で心の中がよく見えて、面白かったです。
「ぼく」の年齢からみて、小学校中学年向きでしょうか。
初版が昭和61年と、かなり古い作品です。
作者は「ほっぺん先生」シリーズの舟崎勝彦さんのです。(最近のお子さんたちは「ほっぺん先生」と言って、通じるかなぁ)
童話作家さんの絵本だからでしょうか。テキスト(文章)量は絵本にしては多いです。
「ぼく」が拾った「たまご」が一体何なのか、「ぼく」と「たまご」はどうなってしまうのか、ドキドキの連続でワクワクします。
最後にオチにもびっくりします。
読み聞かせに使えなくはありませんが、少々遠目がきかないページもあるので、使うとしたら、少人数の学童などがいいかもしれません。