「ちまちゃんとこくま」 なかなかよいと思う みんなの声

絵本雑誌ＭＯＥを見ていた娘のリクエストで買いました。
私にしてみればなんてことない話なのですが
小さな子の日常には十分なストーリー

ピンクばかりの安心する世界を築いていた女の子の
３歳の誕生日にやってきたのは水色のくまちゃん

嫌いなはずの水色なのに、くまちゃんは大好き！

プレゼントをもらったのに素直に喜べない気持ち
これってわりと高度な女心ですね。

困った女の子をお母さんが助けてくれます。
ピンクをアップリケして

娘は最後のおかしがいっぱいのページが好きで
「あれもこれもこれもぜんぶたべる」って独り占めしてます。
こだわりのある子もない子もどっちも可愛いものですね。

とにかくピンクが大好きなちまちゃんがお誕生日に水色のくまちゃんをもらってしまったお話。
ひとめで好きになったのに「だって　くまちゃん　どこも　ちまのすきな　ピンクじゃないんだもの」。
難しくて面倒くさい女の子の気持ち。
わかるわかる、と共感しましたが、うちの娘も困り顔。
娘もピンクが大好きだから、ちまちゃんの気持ちがわかったんでしょうね。
ちなみに最後の素敵な夢のシーンが１番のお気に入りです。

ピンクが大好きなちまちゃんはなんでもかんでもピンクで揃えています。
ピンクのふく。ピンクのくつした。おかあさんが作ってくれたうさぎのモモも、ピンクです。

ピンクがとっても似合うちまちゃんですが、ショートカットでボーイッシュな印象もあります。そこがいいですね。
ちまちゃんなら他の色もきっと似合うのに！
青や緑や黄色に囲まれたちまちゃんも見てみたいです。

女の子の「すき」がいっぱい詰まっている絵本です！
ピンクがいっぱいで乙女心くすぐられます！全部かわいい！

絵本雑誌MOEで見てから娘は「ちまちゃんとこくま」が
大好きです。

それもそのはず、娘も大好きなピンクと
可愛いくま、他にも可愛いお菓子等々色使いもキレイで
女の子のメルヘンが詰まった絵本という感じ。

正直親の私としては、大好きなくまちゃんを貰ったけど
それはピンクじゃない。ママがピンクのアップリケを
してくれたけど、「それで満足しちゃうの？？」とビックリしました。

自分だったら水色でもプレゼントしてくれた人の思いや、
くまの気持ちを考えてそのままのくまを大切にしようと
話したと思います。なのでピンクのアップリケをしたママの行為も
安直な気がして最初好きになれませんでした。

でも、後になって思うのは、ちまちゃんのママは
あくまでもちまちゃんの気持ちに寄り添って、
理解して、ちまちゃんにとっての最善の策をとったの
だろうと。そんな事を考えさせてくれたこの絵本
結構深いです。