偕成社文庫 アゲハが消えた日なかなかよいと思う みんなの声

偕成社文庫 アゲハが消えた日 作:斉藤 洋
絵:平澤 朋子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\770
発行日:2011年07月
ISBN:9784036527205
評価スコア 3.5
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  • 舞台設定が1960年代の日本です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳、

    この作品はリニューアル・バージョンで、初版が出たのは1988年と斉藤洋さんのわりと初期の作品でした。

    内容はしいていうとSFです。
    作品中〈東京オリンピックがもうすぐある〉という話をしているので、1964年くらいの日本が舞台になっています。
    その時代小学6年生だった主人公が、未来に起きたある事件のために自分の未来が見えてしまった。という内容です。

    この頃の斉藤さんの文章は、まだ斉藤さんの個性があまり感じられませんでした。
    どちらかというと、(たまたま内容がSFチックだっただけに)小松左京さんとか、大江健三郎さんが描くような物語の色に似ている気がしました。

    ぺーず数はそれほど多くありませんので、小学校高学年くらいのお子さんたちになら、気軽に読めると思います。
    物語の中で起きた事件で、謎解きも出てくるので、推理することが好きな人は楽しめると思います。

    投稿日:2012/07/09

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