トラのじゅうたんになりたかったトラ?
なんでまた、じゅうたんに生きているトラがなりたいの?
私も子供たちもドキドキしながら読み始めました。
年をとって骨と皮ばかりに痩せてしまったトラが、
「トラのじゅうたん」を敷いて楽しく食事をする
王さま一家の様子をのぞき見ながら、「いいなぁ」としみじみ。
オレも仲間に入りたいなぁ・・・。
王さまのところの「じゅうたん」が干されている所をみつけた
トラは、「じゅうたん」になりきって忍び込むのです。
でも「じゅうたん」だから、布団叩きの棒でバンバン叩かれ、
臭いからと石けんつけてゴシゴシ洗われちゃうのです。
しかし、トラ君。王さま一家が寝入ったら残ったごちそうを食べ、
美味しい紅茶を飲んで暖かい広間でのんびり眠れる生活です。
絶対にバレてはいけない。広間に誰かがいるときには
ピクリとも動かないとドキドキなんですけどね。
ごちそうを食べて毛並みがツヤツヤしてきて心配するトラ君に
うちの子達も大丈夫かなぁと心配になってきます。
そして・・・事件が起きて!
いや〜面白かった〜!!最初に比べ、どんどんふっくらするトラにも
全く気づかなかった王さまや召使の方々にも大笑い。
もう、「ナイス!トラ!」ですね。