「しっかりはしれば−亥（いのしし）」 なかなかよいと思う みんなの声

「猪突猛進」という言葉がありますが、まさにこんな感じなのでしょうか。
「脇目もふらずに、まっしぐら」かと思ったら、この絵本のイノシシさんは、周りをしっかり見ていたのですね。
最後のコメントには驚きましたし、思わず、ページを振り返ってしまうくらいでしたよ。

コミカル。

いのししが突進するというのはもちろん

でもさいごにはしっかりとした

いのししのセリフがありました。

それが意外。

五味太郎さんの作品だったのでこの絵本を選びました。干支の本だとは知らずに選んだのですが楽しく読む事が出来たので良かったです。娘は短い文章と単語で表現されている前半が特に気に入った様子でした。私は最後に自分の意見をしっかりと主張する主人公の姿がとてもかっこ良かったです。速いだけではなくしっかりとした観察力を持つ主人公の姿は素晴らしいと思いました。

ドンドン突っ走っているだけのように見えた、いのしし君が、最後のページで言うことにはハッとしました。
周りが思っている思い込みとは全然違って、「僕には僕のやり方があって、それがベストなんだ」ということ、
思い込みやきめ付けをしてしまっている自分に気づかされました。
大人でもハッとさせられるこの展開には、本当に奥が深いなと感じました。五味さんの絵本は、子供だけでなく大人もひきつけられる魅力があります。
二回目以降読むときに、
いのししくんが、走りながらいろんなことをちゃんと見て覚えていたように、子供と、この絵本を読みながら、
登場してきたいろんな動物達が何をしていたのか覚えてあてっこするゲームをして遊び、それもまた楽しい絵本の読み方になりましたよ。

突っ走っているいのししくん。
思わず、私も読みながらぺらぺらとページを進めてしまったのですが・・・。
いのしし君の台詞を見て、思わずページを戻ってしまいました。

なんというか・・・すっかりペースを握られた感じです。

しっかり見て、しっかり走って。
うちの子も、頑張って欲しいな〜なんて思いました。
・・・このいのしし君ほど、スピードは出さなくて良いから・・・。

五味さんの干支シリーズの中でも、今年年女の長女の『イノシシ』の絵本は、ぜひぜひ読んでみたいと思ってました。

猪突猛進・・・四字熟語通り、ひたすら走るうわさのイノくん！走りっぷりに感心する者、悔しがる者、無関心な者、怒る者、いろんな人がいるけれど・・・ストップをかけてお説教を始めたぶたのおじさんが言うには「ゆっくり歩いて　世の中をよく見ることが肝心　肝心」！

でも、イノくん流のやり方は「しっかり走れば　しっかり見える」確かに、あのスピードで走りながら、よく観察しています。

あのね、でも・・・？？？
ここが、五味さん流？！（爆）

イノくんの性格、長女にも当てはまるような？当てはまらないような？！見えてるつもりでも、見えてないものがあるってこと！肝に銘じて、長女流にガンガン走り続けてほしいと思います（笑）。

PS.この絵本『付録付き』のようですが、図書館では付録は借りられず・・・（涙）。どんな付録がついていたのか、とっても気になります〜！誰か、教えて〜！！

一言で言うなら「猪突猛進」を絵にした本です。
イノくんはいつもスピード全快。周りの動物たちが心配しているけれどお構いなし。そんな折「調子に乗って走ってばかりではいかん！ゆっくり歩いて世の中をよく見ることが肝心！」と忠告を受けます。これに対するイノくんの切返しがウマイ！

最後のオチが独特で、そういやこういう考えも出来るな。皆に迎合するのではなく自分なりのベストを見つけ出す、そんなイノくんの生き方にも拍手です。
その子その子で自分の力量が出せる状況は違いますよね。そんな個性に気付いてやれる親になりたいです。

娘が図書館で真っ先に選んできた絵本です。

ウワサのイノくんがみんなの中を駆け抜けていくお話。

イノくんは猛スピードで走っているので何も見ていないと思いきや・・・！

最後のイノくんの反撃（？）には圧巻です。
おもいっきり早口で読みましょう！

でも、まって！イノくん。
間違ってるところがあるんだよー。
お花の・・・。
ふふふ。ひみつ！

4ケ月の下の子もだまってじーっと聞いてくれましたよ。

イノくんはとっても速く走っているのにとってもすごい観察力で通り過ぎたものを見ていました！！びっくり！！
私はのんびりしているので、割とゆっくり物事を見ているつもりでもイノくんには勝てません・・・
絵もおはなしも楽しい、五味太郎さんならではの絵本です。

五味さんの新シリーズ『干支セトラ』です。
ホント、五味さんの発想には驚かされます。
発想に洒落が効いていて、今まで誰も取り組んでいない手法で次から次から絵本を描ける！
すごいです。まず見つけたのは、この亥（イノシシ）の絵本です。
とにかく突っ走ってくイノシシくんが、何とも言えないんですが、最後の「オチ」がユニークで良かったです。
五味さんの絵本は年齢に関係なく、楽しめる絵本なので、ぜひどうぞ。