作者はイギリスの作家で、イギリスでは絵本や児童書をたくさん出しているそうです。
絵はやはりイギリスのクリスチャン・バーミンガムという画家で、あちらではいろいろ賞をとっている方のようです。
とても優しいソフトな感じの絵ですが、絵の表現の仕方はリアルでした。
小さな男の子が初めて両親と離れて、おじさんの農場に2晩泊まるお話です。
主人公のジョー少年は4,5歳くらいでしょうか?
最初は初めて見る農場の大きな、生きて動いている動物たちにビビり気味でしたが、おじさんに頼まれてヤギの出産を手伝ったことで、動物たちに対する気持ちが大きく変わります。
このあたりの流れがとても自然で素敵でした。
生命の誕生というものは、小さな子どもにも何かしらの感動や不思議な力を与えてくれるんだな〜と、改めて思いました。
ジョーが世話したヤギの子も可愛いのですが、農場にいる動物たちそれぞれが愛情を持って描かれている感じで、とてもよかったです。
これはジョーと同じくらいの年頃の子さんたちにぜひ読んでみたい作品です。